休み明けで戻ってきたら、馬運車が3台とまっていた。
入院畜が複数いるみたいだ。
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子宮穿孔を立位で縫合した繁殖雌馬。
結局、便の出が良くなく、腹膜炎になり、開腹手術したら小結腸の腸間膜が大きく破れていたそうだ。
小結腸は壊死していなかった。
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NMS新生子不適応症候群の子馬。哺乳瓶で飲めるが、立てない。
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前日から疝痛の3週齢の子馬。絶食中。
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午前中に予定していた腕節の骨折の競走馬が来院した。
術前のXray画像は届いていない。
X線撮影しなおしたらchip fracture ではなくslab fracture 盤状骨折だ。
休養期間や予後が異なるので、あらためて馬主に連絡しなければならない。
結局、手術は延期。
急患ではないのだから、術前のX線画像を得て手術予定を組まないとこういうことになる。
予定もつまっているのに、予定をあけることになる。
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当歳馬の胃内視鏡検査をしたが、胃潰瘍はなし。
それなら疝痛は腸閉塞だ。
おそらく小結腸。
と検討をつけて、空いた時間で開腹手術することにした。
小結腸に親の糞と思われるものが詰まっていた。
腸管は傷んでいなかったので、もみほぐして推送する。
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続いて予定の上腕二頭筋滑液嚢炎の洗浄。
午後は喉頭片麻痺。
それから1歳馬の尺骨骨折のプレート固定。
こんだけやって、まあ5時には終わった。