第三当番だったので、呼ばれることはないだろうと、安心して寝ていたら難産で起こされた。
結腸捻転の手術中に、難産の依頼も来てしまった、とのこと。
獣医さんの話によると、両前腕節の屈曲を直したが、頭が出せない、とのこと。
来院して枠場で手を入れたが、頭がない。母馬は怒責する。
全身麻酔して後肢を吊り上げることにした。
怒責がなくなったらおでこは容易に触れた。
子馬の上顎にワイヤーをかけて引っ張ってもらいながらおでこを押して、鼻っ面から産道へ入るようにした。
あとは引っ張るだけ。
子馬は死んでいた。
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話を聞くと、お産の最初に頭しか出てこなかったので頭を押し込んだのだそうだ。
頭しか来ていないときは、さらに手を入れて腕節をさがし、腕節を伸ばしてやると当たり前のお産になる。
頭をあまり押し込むと、その頭が直せなくなる。
頭はつかみ所がないので、前肢より直すのがたいへんだ。
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さらにその後、難産が1頭来たらしい。
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翌朝、私に難産の当たりのキラーパスを送った獣医師にタッチしておいた;笑
「一度かかると免疫が出来てかかりません!」とのこと。
それじゃ、別のヤツにうつしてやらないと;笑
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きのう夕方は結腸捻転。
今月、開腹手術が何頭になるか、数えてみるかな。
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わっ、雪だ。
こんなに積もったが、日中にはとけた。
もう日差しの長さと強さがちがうんだね。