土曜日の午後2時半、種付け帰りにそのまま疝痛で運び込まれた繁殖雌馬。
超音波で肥厚した結腸壁が見えて、そのまま開腹手術。
朝から疝痛でフルニキシンを2回投与して種馬所へ行ったが、疝痛で鎮静剤を投与して帰って来た、という。
種付けに行くべきではなかったのだ。
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入院厩舎へ行ったのが夜7時。
そのあと夜9時過ぎ、同じ牧場の繁殖雌馬がひどい疝痛との連絡。
来院したら痛くて立っていられない。
鎮静剤を投与しても倒れこんでしまう。
ひどい腹囲膨満。
血液検査でPCVが50%を超えているのだけを確認して急いで開腹する。
結腸捻転で間違いない。
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その手術の片付けが終わらない夜中、2歳馬の疝痛の依頼。
来たら落ち着いていて、血液検査所見も悪くない。
帰って経過を観てもらうことにした。
終わって1時過ぎ。
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2時過ぎに繁殖雌馬の疝痛の依頼。
「ひどく痛い」とのことなので、鎮静剤を投与して連れて来るように指示。
来院したのは3時半。
痛みはひどくない。血液所見も悪くない。
結腸捻転ではなさそうだ。
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日曜日はほとんど寝ないままやっかいな関節鏡手術を2例。
夜は、私は当番ではなかったが、結腸捻転の馬が来院し、結腸の傷みがひどくあきらめたそうだ。
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そして月曜日、夕方また疝痛の依頼。
またまたまた結腸捻転だった。
再発防止のcolopexy中。
終わって夜8時。
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1年でもっとも日照時間が長い時季になっている。
気温も高い。
青草はどんどん伸びている。
1週間以上雨が降っていないが、今日はこれから雨だ。
草はさらに伸びるだろう。
結腸捻転警報発令です。
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すでに被害は出ていて、さらに重大な被害になる恐れがある。
「命を守る行動をとってください」って、朴訥とした気象庁のおじさんが言うやつだ;笑
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とうちゃんもくさ刈れよ