7月から関節鏡手術セットは新品になっている。
25年ブラウン管モニターで手術してきた。
液晶は薄くて軽くても、画質自体は優位性はないと思ってきたから。
しかし、有機ELモニターは驚くほど鮮明。
そして、カメラ自体の性能が上がっているので、今までのカメラでモニターだけ替えても鮮明ではなかった。
で、
Brand-New!!
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きのうは、午前中、2歳競走馬の軸外骨折 abaxial fracture。
これは近位-遠位で角度をつけるとうまく描出できる。
骨片は変位して段差ができていた。これは珍しい。
繋靭帯付着面の骨折なので、靭帯繊維をメスで切っておいてから、骨片を摘出する。
断面には骨片と軟骨片があったが、それもきれいに取る。
靭帯の断面。
この馬は、種子骨骨折だけでなく繋靭帯そのものも傷めてしまったようだった。
その様子も関節鏡で、種子骨周辺のわずかな出血として観察できた。
そして、外側の繋靭帯も腫れていた。
X線撮影でも骨片がなくなり、破片が残っていないのを確認して終了。
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午後も関節鏡手術だった。
1歳馬の脛骨内果のOCD。
獣医さんの年収くらい購入費用がかかったので、しばらくは器械代だけを稼ぐことになります;笑
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甥っ子夫婦が遊びに来たので、
世界で一番おっきな絵を観て、
乗馬トレッキングして、
アザラシ観て、
かんらん岩のお勉強して、
と日高を周りました。
もちろん馬の病院も観ましたとも;笑
この地域は観光でも魅力たっぷりだと思う。
それも名所を観て行き過ぎるのではなく、ゆっくり滞在してリフレッシュする時間を過ごすのが良いのではないだろうか。