某大学に呼んでいただいて、「産業動物診療についての理解醸成のための講習」、のうちの「馬生産地域の馬の診療」、について講義してきた。
中央畜産会が経費負担して行っている獣医科大学生対象の講義で、
大動物診療をめざす学生が減って不足しているので、「理解醸成」が必要だということなのだろう。
大動物診療に当たっている獣医師も組織も、その必要性はわかるでショ?協力するのが当然でショ?ということで、
ほとんどボランティア;笑
しかし、行かねばなるまい。
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午前中は、宮城NOSAIの先生が、牛群管理の講義をしていた。
私は途中から聴かせてもらった。
飼養管理、代謝プロファイルテスト、繁殖健診、蹄病管理、etc.
酪農場の実態を知っていないと理解も興味も持てない内容だと思うのだが、学生たちがわりと真面目に聞いているのに感心した。
以前来たときは、広い階段教室のうしろ、上の方にだけ学生が集まり、やる気のなさがいっぱいだったのだが・・・
ずっとスマホをいじっているのが5%、寝ているのが10%くらいは居たけどね。
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私は午後から3時間の講義。
生産地でどのような馬の診療が行われているか。
生産地の馬の死亡廃用事故は何が多くて、助けるためにどうするか。について話した。
質問は出ない。
「NOSAIが馬の診療をしているのを知りませんでした」
「実習に行きたいんですけどどうすればイイですか?」
と言ってきた学生も居たので、まあこうやって自分達の職域を説明に来ることも必要なのだろう。
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往復船中泊で出張した。
帰りのフェリーは揺れた。
さすがに睡眠不足がこたえた。