当歳馬がゲートに突っ込んで、鼻梁を怪我し、骨も折れている。
ちょうど頭絡の鼻革の辺り。で、鼻革に当たる。
骨も折れているので、全身麻酔して処置することにした。
陥没した骨を持ち上げて1/3円プレートに短い4.0mm cancellus screwでとめる。
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顔面陥没骨折は、麻酔覚醒のときや、馬を扱うときに、頭絡でひっぱられて固定が壊れないか心配。
この症例は、とくに頭絡がもろに当たる部分なので・・・・
それで、face guard を着けることにした。
熱いお湯につけておくと濡れた包帯のようになる。
何度か折り返して鼻梁の部分を厚くし、あとは下顎まで巻いた。
しかし、フェイスガードの役割は充分果たしてくれるだろう。
あるていど柔らかいのでキッチンバサミなど丈夫な鋏で切れる、はず。
普通のキャスト材でもいいかって?
顔の上でギプスカッターを使うのイヤでしょ。
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相棒の湿り気が玄関フードで凍る。
さあ夜が明けた。
散歩いくか。