朝、会議の席で、「距骨骨折よろしくお願いします」と頼まれた。
昼休み、「どうだ?」と訊いたら、「こんなで、午後やります」とのこと。
会議が終わって、急いで戻った。
距骨は”くるぶし骨”。
糸巻きのような形をした骨で、大きく割れることは珍しいが、割れたときには予後は悪い。
固定しづらく、全体重がそこにかかるからだ。
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骨折線は明瞭には見えない。
この角度でも見えてはいるが明瞭ではない。
脛骨外果も損傷している。
外側の側副靭帯が引張られるような荷重がかかり、靭帯も切れ、距骨の外側が大きく剥がされるように割れたのだろう。
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関節鏡を入れて、骨折線を確認した。
いくらか開いていた。
screwを入れて圧迫固定するしかないが、screwの位置は慎重に決めなければならない。
4.5mm皮質骨screwを1本。
5.5mm皮質骨screwを2本。で、固定した。
5.5mmScrewは芯が4.0mmと太いし、ねじ山が大きいので牽引力も強い、はず。
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外側の側副靭帯の中からscrewをうつことになるので、デプスゲージを使っても必要なscrew長を正確に測ることはできない。
内側へ突き出さない長さのscrewを入れた。
距骨はこういう骨で、皮質は厚くない。
こういう中足骨のようだと対側皮質を貫くことが大切だが、距骨はそうではない。
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麻酔覚醒起立には吊起帯を使った。
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やかんほうぼくのとうさいうまはごはんはやくほしいです
あさのさんぽのおらはもうたべてきたけどまだはらへってるです