1歳馬の後肢跛行。
1月3日に右後のひどい跛行。39℃の発熱。
地元の獣医さんは、抗生物質と鎮痛剤で治療。
血液検査で炎症像があって、しかし、徐々に肢を着けるようになり、体温も初日以降は解熱。
股関節炎か?ということで跛行診断に連れて来られた。
右の臀筋が萎縮し始めている。
ポータブルX線撮影装置で、立位で股関節を撮影してみた。
ひどい折れ方はしていないように見える。見えた。
ポータブルX線撮影装置では、腸骨・坐骨・股関節臼の外側縁は描出できる。
しかし、閉鎖孔が見えるような画像にはならない。
超音波画像診断装置で股関節周囲を観たら・・・・ギャップらしきものが見えた。
しかし、明瞭ではないし、確定診断はできない。
体重を右にかけるとき、ボクン、と音がした。
全身麻酔して骨盤を大型X線撮影装置で撮ることにした。
あ~折れている。
恥骨が割れている。
閉鎖孔が見えるように、左に傾けて撮っても同じ。
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診断はついた。
粉砕しているわけではないので、まだ希望はあるように思う。が、骨折線はかなり開いている。
雨が降ってできた氷の上で滑って転んだのだろう、とのこと。
暖かく、雪がほとんどないこの冬の被害かもしれない。
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薪ストーヴの魅力は火を眺めていられることかもしれない。
登山でもキャンプでも、焚き火をしていると火を眺めていて飽きない。
北欧にはずっと薪が燃える様子だけを放送しているテレビ局があるそうだ。
テレビに映してインテリア代わりに使うのだろう。