前日、関節鏡手術の後、1歳馬の喉頭蓋下シストのLaser切開手術を終えてから出張に出た。
立位での喉頭laser手術は短時間で終わるにしても神経を使う手術になる。
福島空港の天候不順で仙台に降りるか、引き返すかもしれない、と言われながらも無事行き着くことが出来た。
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1日目は骨折内固定がテーマ。
1時間半ほど講義してから4テーブルに分かれて実技実習。
1テーブルは子牛のプレート固定を練習していただいた。
1テーブルはJRAの先生たちがPIPjointの関節固定と尺骨骨折のプレート固定。
1テーブルは標準的な中手骨・中足骨・第一指骨のスクリュー固定。
1テーブルは学生さんたちの実習になった。
DRテックさんの協力でX線撮影しながら実習を進めることができた。
このDR、値段が画期的に安い。
さっそく何台も商談成立したらしい;笑
しかし!
習作とは言え、狙った位置にscrewを入れるのが難しいことがおわかりいただけると思う。
信頼されて馬の命を任せてもらえるようになるにはもっと練習が必要だ;笑
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第三中手/足骨の球節の縦骨折に入れるscrewの長さについて、過去ログを再紹介しておく。
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第三中手/足骨の遠位にscrewを1or2本入れる手術なら立位でできなくない。
しかし、それは全身麻酔での手術で習熟している馬整形外科医なら、ということであって、
全身麻酔できない環境で、screw固定に慣れていないと厳しい、というジレンマ・逆説がある。
しかし、この記事で紹介したRichardson教授の言葉を嚙みしめたい。
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とうちゃんどこいってたんだ!