私が休みの日、分娩による小腸腸間膜ヘルニアを手術した、とのこと。
空腸の大半がヘルニアしており、虚血性のダメージもあったが、全部を切除することはできないのですでに壊死している2.2mを切除吻合したということだが・・・・POI(Post Operative Ileus)
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休み明けの日には結腸捻転が来た。
結腸の虚血性損傷は重度。
漿膜面からの色調はかなり回復したが、結腸動脈周囲は損傷が激しい。
そして、骨盤曲切開部の粘膜は完全に壊死の状態。
結腸全体の粘膜もひどく傷んでいる。
あきらめるか?結腸亜全摘するか?
結腸動脈のパワードプラ検査して、拡張期も血流があるのが確認できたので温存することにした。
しかし・・・・
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なんと同じ牧場で次の夜も結腸捻転が起きた。
それも入院。
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きのうは、夕方、子馬の膀胱破裂。
その手術が始まる前に、子馬の疝痛の依頼。
膀胱破裂をさっさと片付けて・・・・
疝痛の子馬は、メッケル憩室腸間膜による空腸回腸の纏絡で、おまけに空腸の別な箇所が巻き込まれて絞められて壊死していた。
2ヶ所切除吻合した。
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入院馬が4組。
今朝は4時に起きて検査、治療した。
春だ。
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スノードロップ。
春だ。