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Channel: 馬医者残日録
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中手骨再骨折のTPCのその後

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中手骨を再骨折し、TPC固定して1ヶ月。

かなり骨癒合が進んだようだ、

いつまでも固定しておくと骨密度がさらに低下する、

TP 骨貫通ピンは周囲が感染しやすい、

対側肢の球節がゆるみ負担がかかっている、

ということで来院してTPCを外すことになった。

状態によっては再度キャスト固定が必要かもしれないが・・・と考えながら。

              -

歩けてはいる。

対側肢には負担がかかっている。

TPCを外すのはとてもたいへん。

ピンが刺さっているので、単純に2つに割っただけでは外せない。

いくつもに切って、割って、引き剥がすように外すが、強引なことはできない。

中の骨折肢は完全な骨癒合ではない。

経口抗生物質を投与していた効果もあったのだろう。ピン周囲には感染はない。

ピンも、ピンとして使ったscrewもしっかり効いていた。

かなり骨癒合は進んだ。

6.5mm screwはしっかりその役目を果たしてくれたのかもしれない。

骨折部周囲にも骨増勢が進んでいる。

しかし、骨折部より近位と遠位の骨量の差は激しい。

蹄骨はスカスカだし、蹄も大きくなっていない。

もう半年体重がかかっていないからだろう。

                  -

使わないと萎縮し、骨も脱灰する。

このあとどうするか考えたが、フルリムでバンデージを巻いて、その上にハーフリム部にソフトキャストを巻くことにした。

このあとも1頭で管理してもらう。

リハビリがたいせつだ。

                ///////////////

遅れて咲いているシモクレン。

どういうわけか濃い赤でなくピンク。

マグノリアの季節もおわり。

 

 


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