生まれつき臍ではない膨らみが腹についていた当歳馬。
超音波を当てて、中身が漿液か、膿か、血液か、あるいは実質臓器が入っていないか確かめる。
切開ではなく、摘出手術で、袋ごと取れるだろうということになって、全身麻酔で手術する。
液はこういう感じ。漿液だ。
ただ液を抜いただけだとまた溜まるだけだろう。
大きさや部位からいって難しい手術にはならない。
皮膚の中にも内張りされた袋があった。
子馬にはまれにこのような異常かつ不要な構造物が付いて来ることがある。
考えてみれば、ミスをおかさず生体が製造されるほうが不思議なくらいで、
まれにへんな出っ張りや袋が付いたのができてしまうのは仕方がないことかもしれない。
(つづく)
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こいつちょっと変わってる。