中間稜のOCD離断性骨軟骨片が足根骨の前へ落ち込んでいるのはわかっていた。
飛節軟腫;足根下腿関節のSF滑液増量はまったくない。
運動をする上でも何の問題もないのだが、セリで嫌われるとのことで摘出することになった。
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X線画像にはRとあるが左肢。中間稜に陥凹がある。
右に遠位の関節腔とつながるポケットがある。
中間稜から剝がれた骨軟骨片はそこから落ち込んでいる。
長柄のホルダーに付けたメス刃を外側から刺し込む。
ポケット状の関節包にひっかけて切開する。
多少、出血することがあるがtubeを入れて洗っているうちに出血は治まる。
これでポケットの中をよく覗ける。
内側からscopeを入れると外側が、外側からscopeを入れると内側が観察できる。
内側に骨軟骨片が見えた。
ここはロンジャーを外側から入れないと触れないので、位置の見当をつけておいて、scopeを内側から、ロンジャーを外側から入れて・・・・
つかみ出す。
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足根骨の前へも関節を開ける手技が報告されているが、その必要はないと考えている。
ポケット状の関節包は関節鏡手術用の鋏を使って切る方法もあるが、高額だし、切れ味がいつまでもつかわからない。
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娘が図書館から借りていたので、ついで読み。
ひきこもる息子の話だけれど、8050ではないし、大半はかつてのいじめを訴える裁判物。
注目されている社会問題を題材にしようとしたけどずれちゃったね、真理子さん。
歯医者さんの辛い現状がはっきり書かれていて驚いた。