14歳の繁殖雌馬が放牧地で疝痛を起こしているのを発見されて、連れて来られた。
昼間によく見つかったな、と思うが、走り回り、転がっていたのだそうだ。
突然の激痛だったのかもしれない。
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開腹したら大結腸がグルグルに捻れていた。
それも珍しい後回り。
大結腸を引き出すのは苦労しなかった。
さらに何度か捻れを戻して・・・
しかし、骨盤曲の切開部の粘膜の色調は良くない。
捻れていた中ほどの部分も損傷しているのがわかる。
結腸動脈の拍動はあるが強くない。
そして、この馬、大結腸が異様に長い。
伸ばせば床に着いただろう。
再発防止のためにcolopexy結腸固定しても、そこより遠位が変位・捻転するかもしれない。
結腸を亜全摘することにした。
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術後1日はなんとなく腹具合の悪さを見せることがあった。
翌日には疝痛症状はなくなり、少しずつ食べさせてみても大丈夫だったので退院していった。
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国民的作家の新撰組もの。
三番隊隊長の斉藤一が昔話として語る後日談。
壬生義士伝が名作だったので期待したが・・・

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何か別な本で読んだことがある。
斉藤一が警官たちの剣道場に居たとき、簡単に打ち込むことができた。
しかし、ときどき「ホイ」「ホイッ」と突いてくる。
稽古が終わって防具を取ると、突かれたところが「ス~ッ」とした。
おそらく突かれた方は鋭いあとあじと殺された感を感じたのだろう。
実戦の積み重ねのすごみ、だろうか。
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年寄りの経験談、昔話、思い出話は・・・・
私なんかはもうする方かもしれないから気をつけないと;笑