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Channel: 馬医者残日録
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文献「子牛2頭での角度固定インターロッキングネイルを用いた脛骨骨折の修復」part4

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年をまたいで、引き続き子牛の脛骨骨折をインターロッキングネイルで治療した症例報告から。

この文献では、インターロッキングネイル固定後の骨軸を詳細に検討している。

大きな問題はない。

これは見事。

4週間後の症例1.

インプラントの破損もない、角状変形もない、骨髄炎所見もない、としている。

5日齢の子牛の骨折の4週間後としては、贅骨形成は強いかな。

(私のT-LCP固定の症例と比較)

成長板をまたぐ固定ではないので、インプラントを除去しなくて良いのは利点だろう。

そもそも、インターロッキングネイルを含めて髄内ピンは抜けない。

だから、成長板損傷には使えない。

子馬や子牛の骨折では成長板損傷がある程度を占めるので、それらに使えない、汎用性がない、というのはインターロッキングネイル固定の欠点だろう。

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この5日齢のホルスタイン子牛の脛骨近位骨幹端粉砕骨折において、著者らはプレート固定の適応ではなく、

インターロッキングネイルが最良だった、としているわけだが、そんなことはない。

何より、同じタイプの骨折を私はプレート固定で治してきたからだ。

             -

さて、この症例報告のもうひとつの症例2.

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薪ストーヴはとても手間がかかる。

スイッチひとつで室温が一定するとはいかない。

手を抜いたり、油断すると、寒すぎたり、暑過ぎたり。

熾きが広がって、炎が立つか立たないかの状態はとても良い。

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室温は23℃が快適かな。

室温が低い家に住んでいると長生きできないのだそうだ。

家の中で温かい服装をしてもダメらしい。

 

 

 

 

 


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