御崎馬の1頭が骨折しているそうだ。
ニュースで観ると、中足骨が完全に折れて、ブラブラしている。
獣医師が、治療するよりこのままで生きていける、と判断した、とニュース映像の中で管理者が言っていた。
私はそうは思わないけど・・・
しかし、私は御崎馬の管理や治療については素人だ。
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ケンタッキーダービーに出走する日本馬が3頭出走する。
10年ほど前、1頭の2歳牝馬が繋のひどい骨折をした。
2人の獣医さんは「ダメだ」と言ったそうだが、3人目の獣医師としてX線画像を見せられた私が
「繁殖牝馬にはなれるかも。USAの文献で繁殖になっている症例がある」と言ったのだそうだ。
その馬は繁殖牝馬として生き残った。
その産駒がケンタッキーダービーに出走する。
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獣医師でも、馬の臨床家としてでも、専門分野や経験や履歴など様々だ。
話す立場や状況もいろいろだ。
きちんとした症例相談ではなく、雑談として、
例えば「馬って今でも肢をボッキリ折ったら助からないんですよね?」と問われ
「そうです」
ということもあるかもしれない。
世の中には絶対、ということは少なく、1例1例については詳しく調べ、よく検討して診断や予測を出さなければならない。
なかなか難しいことなのだが、獣医師として物を言うときには責任が伴うことを知っておかなければならない。
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モクレン・サヨナラ
植えて5年
大きな花をいくつもつけるようになった
植えとけば勝手に大きくなる、とも行かない
ただ、種を蒔く、植え付ける、をしておかないと花が咲かないことも間違いない