手術室で吸入麻酔で手術している最中に、舌損傷の1歳馬が来院。
前日にチフニーを付けたまま暴れたか、放馬したらしい。
鎮静投与して、
舌顎神経ブロックして、
舌を引っ張り出してみる。
けっこう切れて汚れている。
縫わなきゃならないので、その奥で包帯で縛って引っ張り出す。
生理食塩液をかけながら、鋭匙でデブリド。
汚れが落ちて、新鮮創になり、出血してきてから縫合。
1 の吸収性モノフィラメント糸で深く垂直マットレス縫合。
浅い部分は、0 の吸収性モノフィラメント糸で十字縫合。
1日は口カゴをして絶食してもらう。
水は口カゴをしたまま飲んでもらって構わない。
ー
なんと、次の日も1歳馬が舌を損傷しているとの連絡。
3日前から涎を出していた、とのこと。
来院して、鎮静投与して、枠場に入れて、開口器を付けて、舌を上げると、
舌小帯という下顎と舌を結んでいる帯状部分が裂けている。
汚れていて、傷は変色し、硬くなっている。
外国人騎乗者が舌を縛って乗っていたのだそうだ。
傷を生理食塩液で洗いながら、鋭匙とガーゼでデブリドし、きれいになってから
0 吸収性モノフィラメント糸で十字縫合。
この馬も明日1日は口カゴをして絶食してもらう。
ー
舌はひどく傷ついても切断されてしまうことはない、と思っていた。
しかし、切れてしまって舌先が見つからないこともあるらしい。
そうなったら、縫合のためにうちに連れてこられないので、私が診ることがない。
なるほど、そういうことか。
ー
チフニーは事故があるので、チェーンシャンクを使った方が好いんだ、という見解も一理も二理もある。
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日高国際スキー場はまだ一番下のリフトしか動いてない。
それで、また夕張マウントレースイまで行ってきた。
今日は、ゴンドラも動いていたし、お客さんが多くて驚いた。
もう年末年始休みなのか?
子どもや若者ばかりでもなかった。
品川ナンバーや多摩ナンバーの車も停まっていた。
えっ?滑ってる人が写ってない?
これでも混んでたんだよ。
「行って残そうマウントレースイ」