障害飛越競技に出た馬が第10障害を飛んだあと跛行し、しかし第12障害まで飛んでゴールした、とのこと。
跛行はかなりひどかったが、骨折しているとは思わなかった。
けど2日後、X線撮影してもらったら第一指骨が縦骨折していた。
という経過で手術することになった。
どうやら背側(前側)の骨折線は途中から外側へ急に角度を変えている。
できるだけ骨折線をまたぐようにスクリューを入れて、骨折「面」を垂直に圧迫したい。
関節面近くに2本入れて関節面をしっかり圧迫する。
さらにその遠位には掌外近位-背内遠位方向にスクリューを入れることで斜めに走る骨折線を圧迫した。
第一指骨は複雑な割れ方をしていることがあるので安心できない。
X線画像だけでは把握しきれていない亀裂があるかもしれない。
(背-掌方向の画像で見ると怪しげな亀裂?がある)
単純な縦骨折ではないので、数週間のキャスト固定が必要だろう。
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きょうは暑かった。
道外の方々、心より暑中お見舞い申し上げます。
馬も熱中症に注意してやってください。
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ゆうべは入院馬2頭の夜間当番対応。
きょう、朝は子馬の鼠径ヘルニア・・・と思ったら陰嚢総鞘膜とその周囲の水腫だった。なぜこうなった?
1歳馬の腰痿のx線撮影。
午後は、1歳馬の腕節血腫からのガングリオン摘出。
つづいて、サマーセール用のレポジトリー検査。