前日に疝痛をして診療を受けた繁殖雌馬。
次の日も様子がおかしくて、疝痛の治療をしていたら分娩が始まったとのこと。
ただ、予定日より3週間早く、子馬は前肢も曲げたままで、頭も耳から産道へ来ている。
子馬が先に死んで、押し出されるように分娩が始まったので、そうなってしまったのだろう。
3週間早いので、子馬は小さいはず。
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頭を直して、前肢を直して、でも後肢も産道へ入って来ている。
前肢を引張って胸まではでたが、そこからが出ない。
引張る方向を変えたり、捻ったりするが、なかなか引き出せない。
ブロサポを入れて、引張ったら、ずるっと進んで出てきた。
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臍帯から水を入れることをやってみた。
しかし、すでに臍静脈や臍動脈の中には血が固まっているようで、水は入っていかなかった。
異常産だからか??
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子馬は解剖場でERVの心配がないかチェックする。
肺胸膜炎も、肝臓の白斑もない。
腹腔、胸腔には出血していた。難産したせいか・・・?
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あちこちで子馬が生まれている。
もうベビーチェック(新生子馬のIgGレベルを中心とした検査)も来ている。
私の今年初めてのお産は、流産で、難産だった。
まあ、毎年そんなもんだ。
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たしか、どっかの本屋でみかけて読んだ。
あ~映画ってこんな風に創られているんだと、内幕がよくわかった。
けっして高尚な芸術作品を作っていくという感じではない。
しかし、そのバイタリティーはすごい。
そして、娯楽性もすごい社会的大事業だ。
邦画も観るよ、と言う人は一読の価値がある。