今朝、相棒と散歩に出かける早朝、急患が来ているんだな、と思っていた。
定時に出勤したら、その急患は仔馬の疝痛とのこと、もうダメらしい。
外傷の急患もこれから来るという。
人が見ている前で他の馬に蹴られたのだそうだ。
鋭いもので切ったように裂けている。
馬の一撃の恐ろしさ。
膝のお皿、つまり膝蓋骨が削れていた。
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4歳競走馬の跛行診断を予定していたので、途中で診察を開始する。
アスファルトの上で速歩で乗ってみせてくれた。
たしかに跛行がよくわかった。
X線検査して、いくつも病変を見つけた。
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ついで来た馬は19歳。
若いときは噛む、叩く、蹴るのとても危ない馬だったそうだ。
体重計に乗せようと私が馬を押しているときに教えてくれた。
たいていそういうもんだ。
蹴られてから、「獣医さん、この馬蹴るんだよね。」
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午後は、1ヶ月前のTieback&Cordectomyの再検査。
左披裂軟骨の外転良好!
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それから1歳馬の下顎骨折。
ほそぼそとしか食べられないのでプレート固定することにした。
minimally invasiveでDCP固定した。
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それから仔馬の剖検を2頭。
Rhodococcus equiだ。
もう一頭はこの数日起立困難だった仔馬。
細菌培養してみるまでもない。(でも、ちゃんと培養して確かめるんだけど;笑)
Rhdococcus equiだ。
もっと予防と早期発見を一生懸命やるべきだと思う。
まさに命が懸かっている。
そのためには専門的知識が必要で、獣医師はそのために居るのだと私は思うのだが。
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明日は生産地シンポジウムなので、前夜レセプションへ出る。
44回目だそうだ。
昔は、静内文化センターでやっていた。
冷房もなくて、カーテンを閉めて、暑い部屋に人があふれて。。。。。その熱気を覚えている。
最近は冷房が効き過ぎるので、ジャケットを着ていくことにしている;笑
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「前夜」
今度の物語は、ジャック・リーチャーがまだUSA陸軍憲兵だった頃の話。
後に流れ者の英雄になる男が、階級社会でどういう風だったか興味をそそられた。

バイオレンスは控えめで、推理ものの趣き。
それでも、後始末のつけかたはジャック・リーチャーならでは。
自分の中に行動規範と自分なりの正義感を持っていて、妥協せず、実行してしまうところが読者に爽快感を与えるのだろう。
