2日目はスリングを着けて倒馬。
大事なテクニックではある。
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そのあと、腸管手術の実習。
リクエストで、空腸切除、回腸閉鎖、空腸盲腸吻合、をやってもらった。
生産地ではもう疝痛馬を死ぬまで手をこまねいていることはほとんどなくなった。
もちろん疝痛は今も最大の死因のひとつではあるが、日常的に開腹手術が行われ、年間何十頭もの馬が救命されている。
それはいずれ生産地以外にも広げられるはずだ。
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以前にも講義も実習もやっている内容なので、資料を配布しなかったら、「資料を欲しい」、という声がだいぶあったようだ。
資料の配布は、良いような、悪いような、と思っている。
資料をもらうと安心する。しかし、あとで見直すか?
資料といっても話して聴かせるために作っているスライドだ。読む資料としては作っていない。読んで理解できるか?
講義はそのとき集中して聴いて理解することがだいじ。わからないことはその場で訊けばいい。
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彼女は、獣医師にして装蹄師でもある。
さすがに蹄を保持する姿勢がさまになっている。
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まさしく馬のcapital だ。
上の絵、生産地にいる者の目で見るとおかしく感じる。
1頭の仔馬が大人馬に取り囲まれているなどということはまずない。
母馬は、自分の仔馬に他の馬を近寄せないものだ。