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Channel: 馬医者残日録
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新生子馬の中足骨骨折のLCP固定 2

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この仔馬は雄だった。

競走馬になってもらわないといけない。

馬主が居る馬ではない。販売したい。

                         -

骨折と手術から8週間後。

仔馬は9週齢。

なんとか、ここまでもった。

でも、まだ安心できない。が実感だった。

                           -

またRichardson教授に画像を送って、アドバイスをもらった。

”まだ50日は馬房内管理した方が良い。

その後、少しずつ運動させてそれからプレートを抜く。

競走馬にしないならプレートは抜かない。”

というアドバイスだった。

                          -

骨折と手術から4ヶ月後。

もう親子で夜間放牧されている。

ほぼ完全に骨癒合した。

minimally invasive 手技でスクリューを抜いて、プレートを引っこ抜いた。

プレートを囲むようにできていた贅骨が一部割れたので、それも取り出した。

肢の外反内反はない。

骨に穴がいっぱい(11!)空いているのでもう1ヶ月はおとなしくしておいてもらう。

                          ////////////////

きょうは、

3歳競走馬の球節chip fracture の関節鏡手術。

Tieback&Cordectomyした2歳馬の術後1ヶ月検査。

午後、肢軸異常のスクリュー抜去が2頭。

当歳馬の腰フラ?の診察。

おそらく十二指腸狭窄の当歳馬の胃内視鏡検査。

夕方、繁殖雌馬の疝痛の来院。ひどい胃拡張・・・なんだ??

                               -

もう1頭じゃなく、1羽。

解剖場のボロ棄て場所のカラス避けの網にひっかかった・・・なんだろう、ハヤブサの類だ。

幼鳥のように思う。

チゴハヤブサかと思うが、目の下につづく黒いクマがない。

軍手と皮手袋をはめて網を切って救出したが、長い爪は軍手を貫通した。

弱っていたが、飛べたのでそのまま放鳥した。

 

 


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