当歳馬が牧柵に激突し、顔を陥没骨折した、との相談。
今年は晩秋になっても手術予定がびっしりで、午前も午後も吸入麻酔をかける手術で埋まっている。
夕方から手術しましょう、ということで来てもらった。
X線画像では、陥没箇所は広くないと思っていた。
すっかり割れて、陥没するだけではなく、立ち上がっている骨片もあった。
骨折してから2日目なので、血腫になっていて、皮膚は陥没していないだけ。
血腫の下では骨は広範囲に陥没していた。
損傷範囲も広い。
眼窩縁も割れて落ち込んでしまっていた。
なんとか、できるだけ持ち上げて、いつものように1/3円スモールプレートで留める。
8穴と9穴のプレートを使った。
4.0mmキャンセラス(海綿骨)スクリューで骨片がふたたび落ち込まないように留める。
傷が治り、骨が固まったらプレートとスクリューは抜く。
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扉のところで、この馬は止まったのに、後ろからぶつかられたらしい。
上り坂になっているのに、とのこと。
あとは扉のつくりをもっと太くて軟らかいものにするか、周辺にクッションでも付けるしか方法がないかも。
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そいうわれるとポインターの顔に見えなくはない。