ずっと手術続きだったのだが、やっと途切れた。
と思ったら、跛行馬の診療をつぎつぎ頼まれた。
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1頭目、すでに大型X線撮影で肩の骨軟骨症と診断されている当歳馬。
跛行はかなり良くなっているが、まだ痛いので肩関節にヒアルロン酸を入れることにした。
立位でできなくはない・・・・と思っていたが、馬は運動制限されていて元気いっぱい。
「倒しましょう」
濁っているのは、軟骨が削れたり剥がれたりしているのだろう。
粘稠性も落ちている。(反対側も正常ではないが、もっと長く糸をひいた)
静脈注射できるヒアルロン酸製剤もあるのだが、全身投与してどれだけ患関節へ行く?と私は思う。
性状がよろしくない関節液を抜いて、ヌルヌルのヒアルロン酸を関節内にいれてやることは直接的に効果がある。
跛行が軽減することも何度も経験してきた。
関節内の軟骨を保護することにもつながる。
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つづいて、前肢を開いて前へ出す1歳馬の跛行診断。
症状では、肋骨骨折など、脇の異常を疑うが・・・・・
疲労骨折の可能性もあるので全身麻酔はしない方が良いと判断した。
体重522kg。
肘や上腕骨遠位や骨幹は良好な画像が撮れる。
ついでに、DDSP予防としての軟口蓋のLaser焼灼。
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午後は、飛節軟腫のX線撮影。
OCDは無し。
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夕方、時間が空いたので、たまっていたカルテを処理して、年末調整の用紙を記入して、注文をつけられた麻薬受払簿を提出しなおして、etc.
事務しごとがはかどった(嬉)。
その筋の組長さんが、ニュースで言っていた。
「ふつうの仕事できんからヤクザやってんのに、うるさいことばっかり言われたらやってられんど!」
思わず共感してしまった;笑
(「事務仕事イヤで臨床やってんのに、面倒なことばっかり言われたら・・・・」)笑
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6時に疝痛の当歳馬の診察。
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ソローを崇拝する人たちもいるようだが、わたしには参考程度にしかならないかな。
です、ます調の翻訳も好きになれなかった。
しかし、自分の生活、社会のありかた、は常に考えたり見直してみる必要があるんだ。