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Channel: 馬医者残日録
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1年で最も寒い季節に

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きのうの朝は冷え込んでいた。-15℃。

このあたりの例年の最低気温だ。

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2歳馬の跛行診断。

腕節の損傷が疑われ、地元でX線撮影されたが異常はわからなかったので来院。

橈骨に腫れて、熱感があって、押すと痛がったので、橈骨を撮影して・・・・皿状骨折が見つかった。

経過を観て、腐骨になっているなら摘出手術する。

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午後は、やはり明け2歳馬の腰痿の跛行診断とX線撮影。

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大学の獣医さんが研修に来られた。

帯広は、-28℃だったそうだ。

私は33年前、十勝から日高に越してきて、冬の生活はとても楽になった。

暖かい地域の人は、-10℃と-20℃のちがいはわからないかもしれないが、快適な20℃が30℃になるとそうでなくなるように、10℃のちがいは大きい。

-10℃だと寒い、で済むが、-20℃だと痛いし、危険を感じる。

日高はいいよ。

まあ、住めば都、という話;笑

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学生実習も、春季がスタート。

まさに厳寒期なんだけどね。

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高度医療センター周辺に、タヌキがうろうろしている。

疥癬を患って弱ると、人家や建造物に寄ってくるらしい。

もう自分でえさも採れないのだろう。

野生動物にエサをやったり、治療するのは慎重であるべきだ。

が、子ダヌキ3匹。

見るに見かねて消極的保護と治療をすることにした。

獲捕はせず、少量のドッグフードとイベルメクチンを与える。

弱った体でこの寒さを乗り越えられるか・・・・・・・ガンバレ。


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