骨折のプレート固定の原理や基本を知っておくことは大切なのだけど、「骨とは」とか、「骨折とは」とか、「内固定器材について」とか、基本から書いた文章はつまらない。
それを読んだからといってプレート固定ができるようになったりしない。
水泳や自転車乗りと一緒かもしれない。
しかし、より速く泳ごうとしたり、自転車で転ばないようにするためには、ときどき原理に戻って考えた方が良い。
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折れた骨にDynamic Compression Plate を当てて、スクリューをねじ込むととても強力に固定されたように思える。
しかし、スクリューはDCPを骨に押し合てているだけで、DCPとスクリューは固定されていない。
DCPにスクリューを入れて、揺すってみるとわかる。ガシャガシャ揺れる。
骨は折れているわけだから、
骨折部にすきまがあったり、
欠損部があったり、
DCPが骨に沿っていなかったりすると、
骨は骨折部で動き、DCPは骨から浮き上がり、スクリューは引き抜かれ、あるいは折れる。
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だから、骨折部を安定させるためには、折れている骨同士を圧迫固定したい。
その仕組みをプレートのスクリューホールに持たせているのだがCompression Plate だ。
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何度かに分けて、骨折プレート固定の原理と注意点について、実践から戻って考えることを書いておきたい。
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なんとこのCOVID-19騒動で、図書館も休館するという。
こういうときこそ図書館が本を貸し出さないといけないでしょ。
自習目的の利用は制限するとか、貸出しと返却だけ行うとか、感染場所にならないようにはできるはず。
そんな図書館で借りて一気読みした。
この作家の小説は初めて。
ちょっと理屈が多いかな。
ヒロインも気が強すぎてわがままが過ぎるように思う。
物語もご都合主義。
手練れの男たちが、もう長く修練していない女の薙刀にやられるものか。
が、楽しんで読めた;笑