朝、出勤したら外傷縫合が始まるところだった。
これはひどい。
母馬にやられたの? らしいです。
母馬が突然、子馬を襲ったのだ。
母馬は2産目。とくに虐待するそぶりはなかったとのこと。
探して持ってきてくれていた、ちぎれてしまっていた皮膚を張り付けるように縫合した。
そうしないと欠損部位が大きすぎる。
皮膚は生着は望めない。
しかし、その下で傷として治癒が進む1-3日の間、汚れ、感染、蒸発・乾燥から守ってもらいたい。
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毎年、母馬に攻撃されて受傷する子馬を診察・治療する。
間違って踏んでしまう、蹴ってしまったというのとは別。
母仔、親子って何なんだろうな、と考えさせられる。
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この大けがを見つけたとき、母馬は落ち着いて、もう乳を飲ませていたそうだ。
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研修者のための宿泊棟の建築が始まった。