Quantcast
Channel: 馬医者残日録
Browsing all 1690 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

Septemberの日曜日

朝、予定していた胸下血腫切開後にできた膿瘍の切除手術。 これはまあ予定どおりに終わる。 続いて、準急患で競走馬の下顎の骨折・・・と思ったら上顎も折れて鼻が曲がっていた。 これも全身麻酔して処置した。 続いて、これも準急患の球節周囲の感染。骨髄炎、関節炎、腱鞘炎が疑われている。 午後は、競走馬の種子骨骨折の関節鏡手術。 骨片が大きくてたいへん。 続いて、当歳馬の顔面陥没骨折のプレート固定。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

認定馬臨床獣医師

今年、ウマ科学会で認定馬臨床獣医師の試験が行われる。 すでにあちこちお知らせが出ている。 何だそれは?!という疑問もあるだろうし、 すでに馬臨床獣医師を自認している獣医師には、何でいまさら認定される必要がある?とか、 どうして試験なんぞ受けなければいけなんだ?という思われる方もいるかもしれない。              ー しかし、われわれは獣医師として診療に当たっている。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

繁殖雌馬の第一趾骨骨折 背底割れ

16歳の繁殖雌馬が第一趾骨を骨折し、準緊急手術することになった。 もう8日経っている。 もともと対側肢が慢性フレグモーネがある馬で、肢が腫れて痛くなってもフレグモーネだと思われてしまったらしい。 キャストを巻いて、翌日来院したが・・・ それでも痛みは減ってきているのだろう。 見事な前後割れ(背底割れ)。 第一趾骨全長におよんでいる。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

10年目研修 牛の骨折プレート固定

今年も、子牛の骨折プレート固定を教えに行ってきた。 まずはプラスチック・ボーンでの体験から。 そして、例によって講義もそこそこに、実践的練習に集中した。 今回は受講者5名だったので、充実した実習になる・・・・・はずだったのだが・・・・・ どうだっただろう?? Do you remember the night of September Love was changing the minds of...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

compensatory lameness 代償性跛行

8月9日から左後ろを跛行している相棒。 突然だったし、その後は少しずつ良くなりつつあるので、股関節をひねったのだと思うが、 もともと股関節形成不全があったかもしれない。 子犬の頃からお尻をふりふり歩いている。 明らかに左後ろの跛行なのだが、歩いていると点頭運動もある。 馬の速歩だと、左後ろの跛行だと見かけ上の左前の跛行が起こることが多い。 それはcompensatory lameness...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

9月の終わり

暑さが残っていたのに、突然、寒さを感じるようになった。 日は着実に短くなっている。 夜明けは遅くなり、日暮れは早くなった。              - 教科書の執筆も終盤というのに燃え尽きてしまった。 締め切り延ばしてくれればもうちょっと頑張りますけど・・・・笑 9月も疝痛・開腹馬がバラバラとやってきた。 ゆうべも結腸捻転。 colopexyしても手術は2時間かからないで終わる。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

頸椎骨髄炎の子牛への外科的介入

Veterinary Surgery誌の最新号に素晴らしい症例報告が載っていた。 Surgical intervention for vertebral osteotomyelitis in a calf 子牛の脊髄骨髄炎への外科的介入 Iowa州立大学からの報告。 やるじゃないかIowa州立大学! 著者はほとんど女性獣医師だ。           ー 抄録...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

馬の整形外科内固定の術創感染:155症例(2008-2016)

SSI Surgical Site Infection は馬の骨折内固定が失敗する大きな原因のひとつ。 内固定手術は、技術も周囲の環境も変っていくので、SSIがどれくらい起きていて、どのような手術で多いか、過去とは変ってきているかもしれない。 Veterinary Surgery にペンシルヴァニア大学New Bolton Center からの報告が載っている。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

馬臨床高度化研修2019

10月に入って、世間は消費税10%で騒がしい。 NOSAIは点数表や薬価が改訂されるまで2%分は負担するのだそうだ。 JR北海道は、消費税増税以上の値上げをした。それって便乗値上げでしょ。            ー この3日間、他の地域のNOSAIから馬臨床高度化研修の獣医師が4名見えている。 初日は2歳競走馬の喉頭片麻痺のTieback&Cordectomy...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

馬臨床高度化研修2019 2日目

馬臨床高度化研修の2日目。 午前中は1歳馬の大腿骨骨嚢胞のscrew固定。 嫌ほどX線撮影しながら、狙って狙って骨嚢胞を突き刺すようにscrewを入れる手技。 われわれには現像にいかないでその場でX線画像が見られるDRや、ブレのないドリリングができる整形外科用ドリルが必需品であることをわかっていただけたと思う。                - そのあと、牛の麻酔の講義。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

馬臨床高度化研修20019 3日目

馬臨床高度化研修の3日目。 朝、1歳馬の下顎の外傷の依頼。 研修の先生たちも呼んで傷の除毛、洗浄、ドレイン留置、縫合を観てもらう。                - ミーティング後の朝の時間。 牛の骨折症例についての講義。 午前中は、当歳馬の”カケス”の矯正手術。 臼歯にワイヤーをかけて、 上顎切歯へ縛り付けることで、上顎の成長を抑制する。                -...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

研修センター44年の歴史に幕

町の研修センターは取り壊しが始まっている。 昭和51年(1976)の開所なので、築44年目になるわけだ。 途中、町の判断で閉鎖されていた期間が数年ある。 以降はNOSAIが管理委託されて、補修とリフォームをしながら使ってきた。 木造モルタル2階建て、一部セラミック仕様、という建物だ。 もともと立派な材を使って頑丈に建てられていたわけではないようで、床もきしんでいた。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

私が学生実習に来たころ

私が獣医学科に入学したのは、獣医学教育が「修士積み上げ」と呼ばれる6年生になって2年目だった。 入学したとき(昭和54年、1979)には、 「君たちが4年生になるまでには、6年一貫教育になり、大学院への入学試験を受けなくてもよくなるから」 と言われたが、結局それは進まず、大学院入学試験を受けねばならず、授業料も値上げされた。 それでも私立大の授業料よりはるかに安かった。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

私が学生実習に来たころ 2

大学院修士の1年目、私は乳牛の第四胃変位の胃内容のVFA組成を調べる、というテーマを与えられていた。 大学院に入って、一条教授には、修士論文の研究には馬をテーマにしたい、とお願いしていたのだが、 「特にこれをやりたいという具体的なテーマはないんだろ?」と言われて、 この中から選びなさい、と私たちの代に挙げられた研究テーマは、 子牛のB1欠乏  羊を使った発症実験とB1測定 犬のパルボウィルス感染症...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

私が学生実習に来た頃 3

白筋症の子馬の採材は2週間ほどの予定だったが、結局1か月半ほど滞在することになった。 その間、朝は往診随行させてもらい、昼間は診療センターの診療を見学し、夜はセレニウムの測定を教えてもらった。 夜12時に実験を終わって、早朝4時から往診随行したこともあった。 若かったんだね~              ー 採材はうまくいった。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

牛の臼歯根部感染;診断、外科的抜去、予後

馬は歯の手入れが必要だ、ということが普及し、定期的な整歯や、噛み出しをする馬の歯科治療が行われるようになっている。 しかし、牛については・・・・感心すらもたれていないのが現状だろう。 Veterinary Surgeryに牛の歯科治療についての報告が載っていたので紹介したい。              ー Cheek teeth apical infection in cattle :...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

繁殖雌馬の披裂軟骨・気管粘膜腫瘍による気管閉塞

15歳の繁殖雌馬が、この1ヶ月間どんどん喘鳴がひどくなり、呼吸困難になってきた。 内視鏡を観たら、気管の入り口に腫瘍があって閉塞している。との依頼。                  - 腫瘍を摘出しても再発する可能性がかなりあるので、永続的気管切開が必要だろう。 永続的気管切開は立位でもできるが、できれば腫瘍の摘出もしたい。そのためには全身麻酔して喉頭切開したい。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

私が学生実習に来たころ 4

取り壊されていく研修センター。 私が実習に来たのは昭和58年(1983)だから、診療センターと町立畜産研修センターの開所から8年目ということになる。 その間、毎年10人や20人は学生実習に来ていたと思うので、100名近い獣医科学生が実習に来たはずだ。 しかし、私が就職したとき、この地区の農業共済組合にはここでの実習経験者はいなかった、と記憶している。 実習を経て就職したのは、私が初めて?...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

やってみよう関節鏡!

関節鏡手術は馬の二次診療施設で最も数多く行われる手術だが、一次診療をしている獣医さんたちはやってみる機会はないし、観にくることもほとんどない。 世界中の馬病院の経営を支えるようになっている関節鏡手術だが、一次診療をしている獣医さんたちが診断して送り込み、術後管理もしている。 しかし、手術手技がどのようなものか体験する機会はまずない。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ポータブルX線撮影装置による成馬の股関節撮影 ワンコも

馬が骨盤を折ってしまうことがあるが、成馬だと撮影のためには大きな線量を出せる大型X線撮影装置が必要だ、とされてきた。 それも、特殊な器材を使うのでなければ、馬を全身麻酔して仰臥にして撮影しないと股関節周囲を描出できない、とされてきた。 が、ポータブルX線撮影装置も、かつては管電圧60kVだったのが、80になり、90になり、線量は増えている。...

View Article
Browsing all 1690 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>